顧客との接点は営業だけとは限りません。例えばWeb広告やダイレクトメールなども大事なコミュニケーションの一部です。このようなマーケティング活動はなかなか確認が難しいため、評価されないことがほとんどでした。CRMを利用すると、ある程度の反応を見ることができるので、良し悪しを判断することが可能です。
その結果を反映して最適化を図れば、マーケティングを効率化することもできます。例えば自社のWebページに訪問した顧客の数を集計したり、DM発送後の問い合わせ数や時間を集計するなどCRMの活用はさまざまです。最終的には売上を増やすことが目的ですから、マーケティングを打った後の成約率の変化を確認してみるのも有効です。どのような顧客に有効かなどの傾向が分かれば、広告の仕方も考慮することが可能です。
時期や内容などもいろいろ変えて集計できれば段々と何が効果的かを知ることができます。CRMを活用できる広告の仕方として、相手を限定して送るDMがあります。より効果が確認しやすく、影響の度合いを確実に把握することが期待できます。このような分析は、新規顧客の開拓にも生かされ、どのようなアプローチが向いているかを事前に検討することが有効です。
コストをかけるだけのマーケティングでは、これからのビジネスを乗り切れなくなるので、最適的化をすることはとても重要です。着手が早ければ、それだけ多くの情報を蓄積できます。外部に委託することも可能なので、検討してみるといいでしょう。